おいしんごがそれっぽく語ってみた

四国の真ん中、高知県本山町の役場で林業担当をしています。森林のこと、環境のこと、社会のことなど、日々学んだことや考えたこと、感じたことをそれっぽく語っていきます。

本紹介

「ロックははじめること、ロールはつづけること」

重松清さんの小説が好きで、ちょこちょこ小説を集めて読んでいます。 作品によっては複数回読んだものもあったり。 そんな中で、昔一度読んだだけなのに妙に脳裏にひっかかっている作品があります。 それは『せんせい。』という短編集の中におさめられている…

数学と自然:その素直さと絶対感

最近話題の森田真生『数学する身体』(新潮文庫)を読了した。最年少で小林秀雄賞を受賞した作品ということで、本屋でも大々的に紹介されている。 今回は、それを読んで思い出した様々を書きなぐりたい。

初めて村上春樹を読んだ感想 

初めて、村上春樹作品を読んだ。兄貴が読んで、面白かったからと貸してくれたから読むに至ることになった。 特に毛嫌いしてたわけではなかったけど、山登り好きが案外富士山に登ったことがないように(実際ぼくは登ったことがない)、読書好きを名乗っている…

大きなビジョンから目の前の森を考える

藤森隆郎さんの著書『林業がつくる日本の森林』(築地書館 2016年)を読了した。 藤森さんの本は『「なぜ3割間伐なのな」林業の疑問に答える本』を読んだ事はあって、今回が2冊目。 『林業がつくるー』は、大学時代の指導教官もオススメしている(と生協の購…

今年はこんな本を読みました。

今年はこれだけの本を読ませていただきました。 https://elk.bookmeter.com/users/638905/books/read 以下、紹介したい5冊をつらつらと書いていきます。 舞姫通信(重松清 新潮文庫1999年) みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?(西村佳哲 弘文堂2010…

誰でも感動できる数学ノンフィクション小説!を紹介

ずっと読みたかった本の一つを読み終えました。 サイモン・シンの『フェルマーの最終定理-ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』です。 高校と浪人でお世話になった塾の塾長がおすすめしていて、いただいた本でしたがなかなか読めませんでしたが…

”土”について考えてみる  -「18cmの奇跡」を読んでー

こんにちは、おいしんごです。 夏真っ盛りですね。暑いです。ほんとに。 お盆は何も予定がほぼないので規制もせずぐーだらしています。書き溜めていたネタも少しずつ消費したいなと思う今日この頃です。 今日は最近読んだ「18㎝の奇跡」という本について。…