おいしんごがそれっぽく語ってみた

四国の真ん中、高知県本山町の役場で林業担当をしています。森林のこと、環境のこと、社会のことなど、日々学んだことや考えたこと、感じたことをそれっぽく語っていきます。

「6歳のボクが、大人になるまで。」を観て

 

おはようございます、おいしんごです。

一昨日、久しぶりに映画を観ました。10月になってから目まぐるしい日々で九月の帰省以来観れてなかったので、いいリフレッシュになりました。

 

観たのは「6歳のボクが、大人になるまで。」(原題はBoyhood)

3月に期間限定(たしか2週間ぐらい)で上映されてたのですが、その時観れなくてずっと観たい観たいと思っていたものです。

 

 

この映画は、主人公が6歳から18歳になるまでのストーリーを描いているのですが、その中でその主人公役をした役者やその周りの登場人物の役者は変わっていません。

12年間という歳月をかけて、役者の成長のままに映画をとったというのがこの映画の大きな特徴です。

 

ヒューマンドラマ好きの私が惹かれないわけがありません(笑)

 

ストーリーはとても淡々としています。

母親が2度(3度?)離婚したりだとか、そのせいで引っ越ししたりだとか、恋愛をしたりだとかの出来事はありますが、誰かが死ぬだの、急に人生の転機が訪れるだの、何かの事件に巻き込まれるだの、大きな出来事はありません。

そういう意味では緩急はなく、刺激的ではない作品かもしれません。

主人公も目立つようなキャラというよりは少し内向きというか、喋りもぼそぼそ喋るようなかんじで。

 

でも、だらかこそリアルというか、好みの人はしっかり映画の世界に入り込めるような映画かなぁと思いました。

 

主人公のメイソンンJr.(エラー・コルトレーン)の少年期のたわいもないけど本人にとっては大きな悩み、思春期の心の揺れ動き、または周囲との関係性の変化などがとても繊細に描かれていたように思います。

またやっぱり同じ役者で12年間も撮り続けたということもあってか、とてもナチュラルなんですよね。特に家族同士の会話とか。

時折出てくる意味深なセリフも見逃せ(聞き逃せ?)ません。

 

期待通りの傑作で大満足でした。

 

 

こういう平凡な日常を描いたものは邦画で言うと山田洋二監督の「東京家族」とかがそうだったなぁと思いました。

あれも面白かった。山田洋二さすがだなと思いましたね。

 

 

もう一本映画借りてるので今日観ます。たのしみ―

 

おいしんご