おいしんごがそれっぽく語ってみた

四国の真ん中、高知県本山町の役場で林業担当をしています。森林のこと、環境のこと、社会のことなど、日々学んだことや考えたこと、感じたことをそれっぽく語っていきます。

結局、高知の森に生きることになりましたー「木こり」という選択

 

この度、4月から高知県本山町の地域おこし協力隊員、「林業振興員」として働くことが決まりました。

 

まわりの友達が試験がどうとか面接がどうとか内定式がどうとか言っている中、何も決まっていない自分はどうなるんだろうと正直不安でしたし、

1月末に面接を受けてからも受かってるか見えなさ過ぎて不安でしたが、

無事、4月からの行き場が決まって安心です。

 

任期の3年間はとりあえず林業の技術習得と、地域の仲間入りをする準備期間ということで頑張っていきたいと思っています。

 

そんな進路選択をしたぼくですが、木こり、言ってしまえば林業の世界に飛び込んだわけですが、国立大学に進学をした後に新卒で林業新規参入というのはなかなか珍しい存在のようです。

今日はぼくが木こりの道を選んだことについて、さらにこれまであまり語って来なかったぼくの森に対する想いについて語ってみたいと思います。

 

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「山登り」から見えた世界

 

大学1年でワンダーフォーゲル部に入部してから、大学4年間、山登りに一番時間を割いてきたといっても過言ではないかもしれない。

 

特に最上級生の3年になったころは、計画や部の運営でいつも頭がいっぱいだった。山にもたくさん行ったし、それなりに立派な活動を3年間してきたと思う。

長期縦走も少しやったし、山に関する知識もある程度は身に着けた。何よりワンゲルのやつらと本当に濃い関係を結べたと思う。

 

ぼくの大学4年間を満たした山登りというものが、ぼくにどんな世界を見せたか、少し語ってみたいと思う。f:id:OISHINGO:20170109015732j:plain

 2年、北アルプス薬師ヶ岳山頂より

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今年はこんな本を読みました。

今年はこれだけの本を読ませていただきました。

https://elk.bookmeter.com/users/638905/books/read 

 

以下、紹介したい5冊をつらつらと書いていきます。

 

  1.  舞姫通信重松清 新潮文庫1999年)
  2. みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?西村佳哲 弘文堂2010年)
  3. フェルマーの最終定理(著サイモン・シン 訳青木薫 新潮社2001年)
  4. ナチスのキッチン(藤原辰史 水声社2012年)
  5. 氷点、続氷点(著三浦綾子 角川文庫1965~1971年)

 

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人を信頼して生きるしか、やりようがないらしい

ここ最近よく考えていることは

「周りの人にめちゃくちゃ支えられて生きられてるなぁ」

ということです。

 

ほんとに人に頼って頼って、いろんなことがなんとかできてるなぁという感覚がめちゃくちゃ強い。

信頼については過去にこんな風に書いていました。

「支えられ方」ー「信頼」と「諦め」のお話ー|農学が地球を回す!~おいしんごのブログ~

アメブロ時代の記事でした。

 

今回も、「信頼する」ということについて改めて考えてみたいと思います。

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限界にぶち当たりに行く

大学4年である。

就活はしていない。一応卒業後どうするかは考えてあるけど、どうやら一般的なルートには乗りそうもない。

漠然とやりたいことや熱意はある。好きなこともある。

それだけで動いているようなものだ。

安定的に生きていこうという気持ちは、ないと言えば嘘になるけど、あまり魅力的とは思えない。

 

「世の中そんなに甘くないぞ」という言説がある。

夢だけでは生きていけないぞとか、現実的に生きろということだろう。

 

同意しよう。

まだ社会に出ていない学生の立場だけど、世の中や社会というものはきっと厳しく悩ましいものなのだろう。そんな中、人々は、愚痴も言いつつ、強かに、確実に生きているのだろう。

 

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誰でも感動できる数学ノンフィクション小説!を紹介

ずっと読みたかった本の一つを読み終えました。


サイモン・シンの『フェルマーの最終定理ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』です。

高校と浪人でお世話になった塾の塾長がおすすめしていて、いただいた本でしたがなかなか読めませんでしたが、ようやく読み終えました。

             

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